GDで話せないときは?発言に入るコツと練習に使える例文
GD(グループディスカッション)で話せないときは、完璧な意見を組み立てる前に、今話していることの確認、理由を添えた賛成、案の比較のどれかから入ってみてください。相手の発言が終わった区切りで、まず一つの内容を短く伝えます。
「言おうと思ったら次の話題になっていた」「自分だけ何も話せていない」。焦るほど、頭の中の文章は長くなりがちです。この記事では、グループディスカッションで発言できない場面を4つに分けて、次の練習で使う一言を考えます。
この記事でわかること
- 話せないとき、最初の一言をどこから考えるか
- 「意見が思いつかない」「先に言われた」など場面別の入り方と例文
- 発言の材料が見つかるメモの取り方
- オンラインで発言が重なったときの戻り方
- 次の練習で一つだけ試すための準備と振り返り
最初の一言は、今の論点から考える
まず、自分たちが今「条件を決めている」のか、「案を出している」のか、「案を比べている」のかを確認します。条件を話している最中に結論だけを提案すると、内容がよくても話がつながらないことがあります。
たとえば、お題が「学食の昼休みの待ち時間を減らすには」なら、対象の学生、混雑する場所、使える予算など、そろっていない前提を一つ選びます。すべてを決め直す必要はありません。ほかの型のお題で試したいときは、GDのテーマを型別に並べた一覧から1題選んでみてください。
架空の学食のお題での作例です。一度に全部話さず、相手の返答に合わせて進めます。
- 01 論点を確認
今は、注文するまでの待ち時間を減らす案を考えている、という理解で合っていますか?
- 02 理由を一つ添える
それなら、並ぶ前にメニューを見られるようにしたいです。注文口で迷う時間を減らせると思うからです。
- 03 意見を聞く
実際に混んでいるのが受け取り口なら、別の対策が必要そうです。皆さんはどう考えますか?
大切なのは、この言い回しを暗記することより、前の発言を受けて話すことです。すでに出た質問を繰り返したり、確認だけで時間を使い切ったりしないよう、返答を聞いてから次の一言を選びます。
話せない場面別の入り方と例文
話せなかった理由が違えば、試すことも変わります。まず下の表で自分に近い場面を選び、続く例文を読んでください。以下も架空の学食のお題を使った作例です。
| 場面 | まず試すこと |
|---|---|
| 意見が思いつかない | 前提を確認する |
| 言いたいことを先に言われた | 理由を添えて賛成する |
| 会話が速くて入れない | 比べ方を提案する |
| 反対したいが、言いにくい | よい点を認めて条件を足す |
場面 1
意見が思いつかない
例文
新しい案を出す前に、誰の何を解決する話なのかをそろえます。すでに確認済みなら繰り返さず、残っている条件を探してください。
場面 2
言いたいことを先に言われた
例文
賛成に、自分がよいと考えた理由や具体例を添えます。同じ説明を長く繰り返すより、まだ出ていない条件を一つ足すつもりで話しましょう。
場面 3
会話が速くて入れない
例文
話題が切り替わる前の区切りで、比較の提案をします。別の話題に移っていたら、用意した発言をそのまま差し込まず、現在の論点に合わせ直します。
場面 4
反対したいが、言いにくい
例文
相手の案で理解した点を示してから、気になる条件を具体的に伝えます。否定だけで終えず、「当日枠を残すのはどうでしょう」と改善案まで出せると話を続けやすくなります。
メモは「決まったこと」と「残っていること」に分ける
全文を書き取ろうとすると、メモを取るだけで手いっぱいになることがあります。自分用のメモなら、決まったことと、まだ決まっていないことを短い言葉で分けてみてください。書記を担当している場合は、共有メモのルールもメンバーと合わせます(全員に見せるメモの書き方はGDの書記の記事にまとめています)。
決まったこと
- 対象は昼休みの学食利用者
- 大きな改修はしない
- 案は「事前注文」と「メニュー掲示」
まだ決まっていないこと
- どこで一番待っている?
- 予算と導入の手間は?
- 二つの案を何で比べる?
ここからの一言:「導入にかかる手間も、比較する項目に入れませんか?」
「まだ決まっていないこと」に残っている問いが、発言の候補です。ただし、自分が聞き逃しただけのこともあります。「先ほど決まっていたらすみません」と必要に応じて確認し、答えが出た項目は消します。
共同で議事メモを使う場合は、書記ボードの使い方も参考にしてください。まずは紙に二列を書く方法でも練習できます。
オンラインで発言が重なったとき
オンラインでは、相手が話し終えたと思っても発言が重なることがあります。重なったときは、次の順番で立て直します。
ゆずる
「どうぞ、先にお願いします」と短く伝えて、相手に話してもらいます。区切りを待つ
相手の話が終わるまで聞き、自分の発言が今の論点に合うかを確かめます。戻る
「先ほどの点に一つ補足してもよいですか」と、前の話題とつないで話します。
全員が入りづらそうなら、「発言したいときは軽く手を挙げる形にしませんか」と進め方を提案する選択肢もあります。主催者のルールがある場合はそちらに従い、挙手機能やチャットを使えるか確認してください。
次の練習で、一つだけ試す
次の練習の目標は、「たくさん話す」よりも行動が分かる形にします。たとえば「賛成するときに理由を一つ添える」「案を比べる場面で比較項目を提案する」のどちらか一つです。
始める前
試す一言をメモし、声に出して短く言えるか確認する。議論中
その一言が必要な場面で使う。場面が来なければ無理に差し込まない。終わった後
言えた言葉、相手の反応、次に変える点を一つずつ残す。
使えなかった場合も、「話せなかった」で終わらせず、案が浮かばなかったのか、タイミングを逃したのかを分けます。参加者と感想を交換できるなら、「今の確認は分かりやすかったですか」と具体的に聞くと、次の練習に持ち帰る材料になります。
練習のイメージ
今の論点をボードで確認して、用意した一言を使ってみましょう。
画面例を拡大する ↗説明用の画面例です。お題・制限時間・デザインは現在の表示と異なる場合があります。
議論が長引いて発言や結論の時間がなくなる場合は、30分のGDの時間配分と、時間が足りないときの対処法も参考にしてください。相手を探すところから始めたい場合はGDの練習相手を探す方法と参加前の準備を、試す一言を先にAI相手に言ってみたい場合はAIでGDを練習する方法をまとめています。
人前で話す場に慣れたいなら、少人数の座談会のような就活イベントもあります(28卒の就活イベントの選び方)。
GDで話せないときのよくある疑問
GDで話せなかったら、不合格ですか?
初めてのGDで、何が起きるのか分からず不安です。
何回くらい発言すればよいですか?
司会や書記になれば、話しやすくなりますか?
まとめ:試す一言を決めてから参加する
この記事のまとめ
- 最初の一言は、今の論点の確認・理由を添えた賛成・案の比較のどれかから選ぶ
- 話せなかった場面を分けて、場面に合った一言を用意する
- メモは「決まったこと」と「まだ決まっていないこと」に分ける
- オンラインで重なったら、ゆずってから戻る一言で立て直す
- 次の練習では、試す一言を一つだけ決めて参加する
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