初めてのGD(グループディスカッション)|当日の流れと、前日までにしておく準備
初めてのグループディスカッション(GD)は、当日の流れを知っておいて、自己紹介と最初の一言を決めておけば、落ち着いて参加できます。初回から議論を引っぱる必要はありません。
CareerPassでは、オンラインのGD練習会を開いています。2026年8〜10月に練習会に出席した56人のうち、39人はまだ1回しか参加していません。練習会に初めて参加する人が多い場を運営している立場から、当日の進み方と、前日までにしておくことをまとめました。インターン選考で初めてGDを受ける人にも使える内容です。
この記事でわかること
- GDで何をするのかと、案内から振り返りまでの当日の流れ
- インターン選考のGDと、インターン当日のグループワークの違い
- 前日までに準備しておく5つのこと
- 役割は取ったほうがいいのか、取らなかったときに何をするか
- 本番の前に一度練習しておける場所
GDでは何をする?初めてなら全体の形だけ押さえる
GD(グループディスカッション、グルディスとも呼ばれます)は、数人のグループで1つのお題について話し合い、決められた時間の中でグループとしての結論を出す形式です。最後に結論を発表することもあります。
人数・時間・発表の有無・オンラインか対面かは、企業や回によって違います。初めてのうちは細かいコツより、「何がどの順番で起きるか」と「よく出てくる言葉」を押さえておけば十分です。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| お題(テーマ) | 話し合う問い。「〇〇の売上を伸ばすには」「AとBのどちらを選ぶか」など |
| 司会 | 話す順番や、いま何を話しているかを整理する人。ファシリテーターとも呼ばれる |
| 書記 | 決まったことや出た案を書いて、全員に見えるようにする人 |
| タイムキーパー | 残り時間を伝えて、結論まで時間内に進める人 |
| 発表者 | 最後にグループの結論を伝える人。議論の終わりごろに決めることが多い |
お題にはいくつかの型があります。どんなお題が出るかを先に見ておきたい人は、GDのテーマを型別に並べた一覧を見てください。
初めてのグループディスカッションの当日の流れ
初めてのGDでいちばん不安なのは、「次に何が起きるか分からない」ことだと思います。当日はだいたい次の6つの段階で進みます。
各段階の時間は、全体の時間とお題によって変わります。時間の分け方は下の時間配分の記事にまとめています。
案内を聞く
お題・時間・発表の有無が説明されます。お題と終わりの時刻はすぐメモします。
自己紹介
1人ずつ短く話します。名前・大学・ひとことで十分です。
役割を決める
司会・書記・タイムキーパーなどを決めます。決めずに始める回もあります。
議論する
前提をそろえる → 案を出す → 案を絞る → 発表の準備、の順に進むことが多いです。
発表する
グループの結論を、発表者がまとめて伝えます。発表が無い回もあります。
振り返る
練習会ならフィードバックを受け取ります。選考なら結果の連絡を待ちます。
4の「議論する」の中を何分ずつ使うかは、GDの時間配分と、時間が足りないときの対処法で30分の場合の例を図にしています。
練習会での進め方の例
CareerPassのある回の練習会で、運営が用意した進め方です。選考のGDとまったく同じではありませんが、段階の順番はつかめます。
- 部屋に入ったら、表示名の順に自己紹介する(1人20秒くらい)
- 10秒だけ司会の立候補を待つ。いなければ、自己紹介の1番目が司会、2番目が書記、3番目が時間係
- 書記は書記ボードを画面共有して、決まったことを書きながら進める
- 議論の時間を「前提を決める・案を出す・絞る・発表の準備」に区切る
- 各グループ1分で発表し、運営から全体へのフィードバックを聞く
インターン選考のGDと、インターン当日のグループワークは別物
「インターン グループディスカッション」で調べると、選考の話と、インターンに参加したあとの話が混ざって出てきます。同じ「グループで話し合う」でも、目的が違います。
| インターン選考のGD | インターン当日のグループワーク | |
|---|---|---|
| 目的 | インターンに参加する人を選ぶ | プログラムの課題に、チームで取り組む |
| いつ | 参加が決まる前の、選考の段階の1つ | 参加が決まったあと、プログラムの中 |
| 時間 | 企業の案内で確かめる | 内容によって違う。時間をかけて取り組むこともある |
| 終わったあと | 次に進めるかの連絡を待つ | 社員からフィードバックをもらえることがある |
| 準備 | 企業の案内に書かれた準備を優先し、基本はこの記事の流れと準備で確かめる | 企業や業界の下調べも役に立つ |
初めてのGDがインターンの選考、という人は多いと思います。企業から課題や準備物の指定があればそれを優先し、そのうえで、この記事の「当日の流れ」と「前日までの準備」を基本の確認に使ってください。冬のインターンの選考が近いなら、本番の前に一度、同じ形式で練習しておくと当日の迷いが減ります(06の節)。
前日までに準備しておく5つのこと
前日までにやることは、多くありません。次の5つを確かめておけば、当日は議論に集中できます。
形式を確かめる
オンラインか対面か、全体の時間、発表の有無を、案内のメールや詳細ページで読み返します。自己紹介を20秒で言えるようにする
名前・大学・ひとことだけで十分です。長く話すより、短く終えて議論の時間を残します。最初の一言を1つ決めておく
下の例のように、議論の最初に使える確認の一言を用意しておくと、話し始めのきっかけになります。メモの取り方を決める
紙かPCかを決めておきます。お題・終わりの時刻・決まったことを書ける場所を用意します。オンラインなら機材を確かめる
表示名、マイク、カメラ、通信を前日に試します。ミュートの切り替え方も確認しておきます。
最初の一言の例
一言の種類を増やしたい人は、GDで話せないときの入り方と例文で、場面ごとの言い方をまとめています。
役割は取ったほうがいい?初めてなら無理に取らなくていい
初めてなら、やれそうな役割があれば取り、無理そうなら役割なしで参加して大丈夫です。役割の名前だけで結果が決まるわけではありません。役割なしでも、前提を確かめる・案を比べる・残り時間に触れる、といった一言で議論に加われます。
| 役割 | すること | 初めての人へ |
|---|---|---|
| 司会 | いま何を話しているかを整理し、話を前に進める | 慣れていなくても、「次は案を出しませんか」と区切るだけで役に立つ |
| 書記 | 決まったことと出た案を書き、全員に見せる | 書いた内容を読み上げて確かめると、それが発言になる |
| タイムキーパー | 残り時間を伝え、発表の準備の時間を守る | 声をかけるタイミングを先に決めておくと始めやすい |
| 発表者 | グループの結論を短く伝える | 議論の最後に決めることが多い。結論・理由の順で話す |
| 役割なし | 議論の中身に集中する | 前提の確認や案の比較など、確認の一言から入る |
タイムキーパーの声かけの例は、時間配分の記事に、書記が何をどこに書くかはGDの書記の記事にまとめています。
本番の前に、一度練習しておくと楽になる
流れを一度体験しておくと、本番で「次に何が起きるか」に気を取られずに済みます。練習の場は、たとえば次の3つです。
- GD練習会:CareerPassの予約制のオンライン練習会。一人から申し込めて、匿名でも参加できます。議論に参加した人には、終わったあと5つの観点の評価フィードバックが届きます(議論に加わらない観戦もできますが、観戦だけの場合は評価の対象外です)。
- AI GD:AIの参加者と、一人でいつでも練習できます。司会や書記などの役割も選べます(AIでGDを練習する方法)。
- 友人との練習:お題はテーマ一覧から選べます。相手の探し方はGDの練習相手の探し方にまとめています。

GD練習会
本番の前に、一度流れを体験しておく。
一人で先に試したい人は、AI GDの練習から始められます。
初めてのグループディスカッションでよくある疑問
何人くらいでやりますか?
自己紹介では何を言えばいいですか?
知らない業界のお題が出たら、どうすればいいですか?
一度も発言できなかったら、落ちますか?
オンラインのGDの服装は?
練習会は、初めてでも参加できますか?
まとめ:流れを知って、最初の一言を決めておく
この記事のまとめ
- 初めてのGDは、流れを知って、自己紹介と最初の一言を決めておけば十分
- 当日は、案内 → 自己紹介 → 役割決め → 議論 → 発表 → 振り返り の順に進むことが多い
- インターン選考のGDと、インターン当日のグループワークは目的が違う
- 役割は無理に取らなくていい。確認の一言で議論に加われる
- 本番の前に一度、同じ形式で練習しておくと迷いが減る
GD練習会
初めて参加する人が多い練習会で、一度流れを体験する。
予約から参加までの操作はGD練習会の使い方で確認できます。評価フィードバックには文字起こし等の条件があり、必要なデータが得られない場合は作成できません。料金・利用条件をご確認ください。